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中間期は売上高3・7%減の390億1200万円  井筒屋    経常利益は38%減の2億9500万円


 北九州市の老舗百貨店株式会社井筒屋(北九州市小倉北区船場町1丁目、影山英雄社長)の2016年8月連結中間決算は、売上高が前年同期比3・7%減の390億1200万円、経常利益は同38・5%減の2億9500万円で減収減益だった。
 当期はサテライトショップの新規出店、リニューアルや本・新館間のクロスロードでの催事企画を積極的に展開した。しかし、百貨店業界は売上高が3月以降6カ月連続で前年度を下回るなど全体的な消費マインドの低下が今回の結果に大きくつながった。営業利益は同29%減の5億8700万円、純利益は同21・7%減の2億8100万円。また、同社では通期の予想を修正した。売上高は30億円減の809億円、経常利益は4億円減の8億円、営業利益は4億円減の16億円、当期純利益は2億円減の7億円に修正。同社は今回の要因について「主要の百貨店業における消費マインドの低下や衣料品の売上不調だった」と説明した。
 同社は1935年7月設立。資本金は105億3200万円。従業員数は819人(2016年2月時点)。16年2月期の連結売上高は829億4700万円。