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中間期と通期の業績予想を上方修正 南陽
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一部の市場で回復の兆し
福岡市博多区博多駅南5丁目の機械商社・㈱南陽(武内英一郎社長)は10月19日、9月中間期と通期決算の連結業績予想を上方修正した。
5月11日に公表した当初予想では新型コロナウイルスの感染拡大に伴う予想を想定していた。しかし、建設機械事業で熊本地区を中心に発生した令和2年7月豪雨の復旧工事への動きが始まるとともに、産業機器事業では感染対策を講じた上で国内の客先訪問を徐々に再開ことに加え、ロボット関連や半導体などの一部の市場で回復の兆しが見え始めたことで予想を修正した。中間期の売上高については、当初予想を2億円上回り、前期比9・4%減の147億円、経常利益は2億8千万円上回る同16・3%減の7億8千万円になる見込み。営業利益は2億6千万円上回る同21・2%減の7億Ⅰ千万円、純利益は1億8千万円上回る同11・9%減の5億Ⅰ千万円に上方修正した。
また、通期では売上高を10億円上回る同8・2%減の315億円に上方修正。経常利益を4億円上回る同19・7%減の17億5千万円に修正。営業利益を3億5千万円上回る同22%減の16億5千万円、純利益を2億5千万円上回る同20・6%減の11億円にそれぞれ修正した。要因としては現時点で新型コロナウイルスの収束に目途が立っておらず不安定な状況は継続するものの、中間期累計期間の動向や市場によっては段階的な回復傾向が見られることなどを挙げている。
2020年11月3日発行