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中間期、経費削減で経常利益7・7%増の約8億円 鳥越製粉


製粉、食品など苦戦で売上高は7・5%減

製粉業大手の鳥越製粉㈱(福岡市博多区比恵町、鳥越徹社長)の16年12月期中間期決算(16年12月〜5月)は、売上高は前年同期比7・5%減の104億5800万円、経常利益は同7・7%増の8億1500万円で減収増益だった。

料金単価の引き下げや競争激化の影響で、製粉(8・2%減)、食品(4・0%減)、精麦(11・3%減)といった主力商品がいずれも振るわず、連結減収となった。対して利益面では、保管料、物流費などの諸経費削減に努めた結果、営業利益は同6・3%増の6億7600万円、中間純利益は同11・2%増の5億5400万円といずれも増益だった。

通期の見通しでは、売上高は前期比1・5%増の222億円、経常利益は同10・4%増の16億5000万円で増収増益を見込む。同社は「政府価格の変更による国内産小麦の価格改定が予想されるなど、見通しが不透明な部分が多い」としている。

2017年8月16日発行