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中小企業DIは2期連続マイナス 日本公庫北九州支店
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週刊経済2022年5月17日発行
製造業は2期連続横ばい
㈱日本政策金融公庫北九州支店(北九州市小倉北区鍛治町1丁目、諏訪宣善支店長)が発表した2022年1月から3月までの北九州地区「中小企業動向調査」結果の業況判断指数(DI)は、前期(22年10月~12月)比6・9ポイント減の▲20となった。マイナス景況に転じたのは2期連続。3期連続の景気後退となった。売上DIは同9・7ポイント減の▲9・7と3期連続マイナスとなっている。
対象エリアは北九州市および直方市、田川市、行橋市、豊前市、中間市、遠賀郡、田川郡、京都郡、築上郡、鞍手郡鞍手町。従業員数が原則20人以上の中小企業調査結果(41社回答)によると、電気機械や金属製品、窯業・土石、飲食料品を中心とする製造業の業況判断DIは、前期と変わらず2期連続0となった。卸売業や小売業、サービス業、運送業などの非製造業は同7・7ポイント減の▲30・8と2期連続でマイナス景況となっている。
また、経営上の問題で見ると、「求人難」が40・6%(前期は35・9%)と最も多く、次いで「売上・受注の停滞、減少」が31・3%(同30・8%)、「原材料高」が21・9%(同17・9%)、「人件費や支払利息等の増加」が3・1%(同5・1%)の順となっている。次期(2022年4月~6月)の業況判断DIは、新型コロナ禍の影響で依然厳しい状況が続いているものの、持ち直しの兆しもあってDI値▲13・2と予想している。