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中小企業診断士の登録養成機関に認定 福岡県中小企業診断士協会


全国4カ所目

(一社)福岡県中小企業診断士協会(福岡市博多区吉塚本町、槇本健次会長)は7月7日、経済産業省から中小企業診断士養成課程の登録養成機関としての認定を受けた。登録機関は全国4カ所目(8つの大学院除く)で、九州エリアでは初。

中小企業診断士養成課程とは、中小企業庁のガイドラインに基づく演習と実習で構成したカリキュラムを修了することで、2次試験と診断実習が免除されるもの。これまでは中小企業大学校だけが同養成課程を開講できたが、規則の改正を受け、同省へ登録することで実施機関となることができるようになった。同協会では運営主体として「中小企業診断士養成課程運営委員会」を立ち上げ、委員長に安部欽也副会長が就任した。第1期のコース開始日は11月2日で、定員は12人。受講料は220万円(別途受付手数料5千円・いずれも税抜き)。募集期間は9月末までで、書面と面接審査を経て受講者を決定する。開講場所は福岡市博多区で博多駅から徒歩圏内を予定している。開講日は毎週火曜日と木曜日の午後6時20分〜同10時と、土曜日の午前8時50分〜午後0時半、同13時30分〜同5時10分。(他に実習時は平日昼15日間程度の講義有)。安部副会長は「2次筆記試験や短期間の実務補修だけでは修得が困難な中小企業への実践的な経営支援手法が修得できることから、即戦力となる診断士を育成できると期待している」と話している。

2017年8月16日発行