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中小企業生産性向上センターを開所 福岡県


全国初

福岡県(小川洋知事)は9月17日、吉塚合同庁舎(福岡市博多区吉塚本町)1階に福岡県中小企業生産性向上支援センター(安松智センター長)を開所した。
企業診断から改善提案、設備導入まで一貫支援する生産性向上の推進拠点で、全国初の試みという。企業側からの支援依頼を受けると、診断スタッフが依頼先の現場で企業診断を実施。その結果に基づいて最適なアドバイザーを派遣し支援計画を作成する。アドバイザーの指導のもと、企業は生産性向上に取り組み、アドバイザーはその取り組みが定着するまで支援する。支援終了後は、翌年度から5年間、同センターに成果報告書を提出する必要がある。開所時間は平日午前9時~午後5時まで、無料で受け付けている。今年度中に50社の支援を目指す。安松智センター長は「人手不足や生産性に対しての危機感を相談してもらい、寄り添いながら一緒に取り組んでいきたい」と話している。

2019年10月8日発行