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中小企業優秀新技術・新製品賞の奨励賞に オーレック


週刊経済2022年4月26日発行

幹や支柱周りの草刈り作業の省力化

乗用草刈機、自走式草刈機メーカーの㈱オーレック(八女郡広川町、今村健二社長)は4月15日、同社製品がりそな中小企業振興財団・日刊工業新聞社が主催する「第34回中小企業優秀新技術・新製品賞」で、奨励賞を受賞した。
同賞は毎年1回、優秀な新技術・新製品を表彰し、「一般部門」と「ソフトウエア部門」の2部門で中小企業庁長官賞(一般部門)、中小企業基盤整備機構理事長(ソフトウエア部門)、優秀賞、優良賞、奨励賞を表彰。知名度向上により販売先の拡大や開発技術者のモラールアップ、連携強化につなげ中小企業の技術の振興を図る。1988年に始まり今年34回目。過去34回で応募総数は1万1251件となり1087作品を表彰している。
同社の受賞製品は2021年10月に発売した幹周除草に特化した草刈機「クワガタモアーKU350」。2つの刈取部が開閉する機構を搭載し、幹周や支柱周りの草を一度で刈り取れ、草刈作業の省力化、時間短縮を実現する。製品名は木を包み込んで刈る姿をクワガタに見立てたことに由来している。価格は31万6800万円(税込)。同社では「さらなる農業の発展に貢献する新製品、サービスの開発により一層力を入れていく」と話している。