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中小企業のデジタル化、DX推進を目的にコンソーシアム 福岡商工会議所


週刊経済2023年4月18日発行

NTT西日本九州支店など3社と

福岡商工会議所(福岡市博多区博多駅前2丁目、谷川浩道会頭)は3月23日、NTT西日本九州支店(梶原全裕執行役員九州支店長)、㈱QTnet(岩﨑和人社長執行役員)、リコージャパン㈱福岡支社(吉村隆男執行役員九州地域担当兼福岡支社長)の3社と中小企業のデジタル化、DX化を支援するコンソーシアムを設立した。
名称は「YOKA―DIGI(よかデジ)」。中小企業にとって、喫緊の課題と言われるデジタル化、DX化の推進が目的。設立に合わせ、覚書を締結した。福岡商工会議所と3社が事務局となり、会員企業からの相談を受け付け、デジタルツールの提案から導入支援、導入後のフォローまでをワンストップで実施する。また、デジタルツールを活用することによる業務改善や法改正、IT導入補助金などに関するセミナーを実施するほか、コンソーシアム専用のホームページを構築し、情報発信やセミナー、会員優待サービスなどの詳細をメタバース空間で体験できる仕組みなども整備していく方針。
谷川会頭は「中小企業が生き残っていく上で、デジタル化やDXの推進は喫緊の課題。ITベンダー企業とタッグを組み、デジタル化・DX化の流れを加速させていきたい」と話した。コンソーシアムに参加したQTnetの岩﨑社長は「機器を導入しても有効な使い方が分からない、あるいは“そもそも何から取り組めばいいのか」という導入の一歩手前の段階にある企業も少なくない。各企業のニーズに合わせた解決策を提案していきたい」と述べた。