NEWS

  • 地域

中学、高校の身分証明書に交通系ICカード付加  筑紫女学園    ニモカと提携で


 学校法人筑紫女学園(太宰府市石坂2丁目、笠信暁理事長)は、今春から中学校、高等学校の身分証明書をIC化して株式会社ニモカ(福岡市中央区、藤田靖英社長)が発行するICカード「nimoca」の機能を搭載する。交通系ICカードを身分証明書に搭載するのは西日本地区の中学校や高校で初めてという。
 通学時は乗車券として学内ではシステムIDカードとして利用できる機能性を重視した。身分証明書は乗車券や電子マネー機能をもつほか、株式会社JTBコーポレートソリューションズが提供するメール送信サービス「HotConPass(ホットコンパス)」も導入して、登下校時の情報を保護者宛てにメールで送信する機能も搭載する「校内システムIDカード」機能も加える。配布対象は中学校約600人、高校約1500人の約2100人。同学園では「利便性向上や公共交通の利用促進。さらに生徒の安全対策にもつなげたい」と話している。