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中央区高砂2丁目にインバウンド向けホテル 東京のラ・アトレ


市内3棟目

東証ジャスダック上場で新築・再生不動産販売事業や不動産賃貸業を展開する㈱ラ・アトレ(東京都港区海岸1丁目、脇田栄一社長)は5月、福岡市中央区高砂2丁目にインバウンド向けの長期滞在型ホテル「(仮称)LA福岡Ⅲ」を着工した。完成予定は来年6月。
場所は通称日赤通り那の川四つ角交差点の北西側。敷地面積は189㎡。建物は鉄筋コンクリート造りの10階建てで、延べ床面積が661㎡。1階は店舗、2階から10階は計17室。客室平均面積は約31㎡。完成後はインバウンド向けのホテル事業を展開する㈱Satisfill(サティスフィル、福岡市中央区清川1丁目、井上進太郎社長)が運営する。同社の福岡市内でのホテル開発は昨年6月中央区清川1丁目に開業したインバウンド向けの長期滞在型ホテル「LA福岡」、同区平尾1丁目に現在建設中の「LA福岡Ⅱ」に次いで3棟目。「LA福岡」の客室稼働率は90%台で推移しており、さらにインバウンド客の需要を見込む。脇田社長は「西鉄天神大牟田線平尾駅から徒歩10分圏内とアクセス良好な立地を生かし開発した」と話している。
同社は1990年12月設立。資本金4億8393万円。東京本社のほか札幌、名古屋、松本、大阪、福岡に支店を置き、不動産事業を展開、2018年12月期の売上高が約77億円。福岡支店(中央区天神1丁目、下津利幸支店長)は14年6月に開設。市内での開発は15年東区香椎照葉の商業施設「アトレアモール照葉」、16年南区大橋のファミリー向け分譲マンションなどがあり、20年完成予定で博多区中洲にオフィスビルを建設中。

2019年6月11日発行