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中央区舞鶴に就労継続支援B型事業所 九州アイビス
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週刊経済2025年2月19日発行号
九州初進出
就労継続支援B型事業所を運営する㈱九州アイビス(福岡市博多区、加藤咲江社長)は2月1日、同市中央区舞鶴に「アイビス福岡舞鶴」を開設した。
同社は、関東・東海エリアで同事業を展開する㈱アイビスホールディングス(東京都千代田区、永江榮司社長)のグループ会社で、九州での展開にあたり昨年10月に設立。九州での事業所開設は初めてで、場所は舞鶴2丁目「九州DKビル」1階。溶剤インクジェットプリンタなどの設備があり、オリジナルグッズのデザインや加工作業を手掛ける。利用者の定員は20人で、基本給は1日当たり1千円から1500円。通所日数に応じて、3千円から1万円の作業手当を支給するほか、利用者向けに無料で昼食を提供する。利用者の意向や状況に応じて、正社員や契約社員・パートタイマーなどの一般企業への就職も支援しており、受け入れる応援企業も募集している。名古屋で運営する事業所では、24年に32人の就労実績があるという。
加藤社長は「ビル1階でアクセスも良く、九州での第1号にふさわしい場所に開設することができた。さまざまな障害があっても、慣れ親しんだ地域で社会参加ができる場を提供するとともに、業務の受託や就労支援などを通じて企業のニーズに応えていきたい」と話している。
㈱アイビスホールディングスは2020年10月設立。昨年12月に、福岡証券取引所の福岡プロマーケットに上場した。