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中央区大名1丁目にカフェ併設の万年筆店  大阪市の酒井    アイテムは国内外約600点


 輸入、国産筆記用具の卸販売などを手掛ける株式会社酒井(大阪市西区立売堀1丁目、上野隆志社長)は3月18日、福岡市中央区大名1丁目にカフェ併設の万年筆店をオープンした。
 同社は百貨店を中心に出店しており、福岡県内でもこれまで博多阪急で出店していたが、同店舗を撤退し、新たに同社初の路面店として出店した。店舗名は「KA-KU万年筆福岡店」で、場所は「大名1丁目交差点」東側「サリナス大名弐番館」の1階。フロア面積は約100平方m。同店では国内外の万年筆約600品を中心に展開。価格は1600円から最大40万円台の品をそろえており、「蒔絵(まきえ)」やイタリア最初の万年筆と呼ばれる「アウロラ」などを販売する。そのほか「ノートLABO」と命名したオリジナル製作応のノートを販売。これはB5、B6サイズで、約30種の紙や表紙を独自で組み合わせることができるという。これらの商品を購入後、試し書きやライティングなどができるようカフェを併設。2人掛けテーブル10席を用意しており、コーヒーなど11種のドリンクやデザート4種類を提供する。また、福岡地区初導入の「アイスブリュートコーヒー」を1杯350円で展開する。ターゲット層は20代後半から40代の男女。営業時間は午前11時から午後9時まで。店休日は火曜日。スタッフは4人。狩野まどか店長は「高品質の万年筆を落ち着いた雰囲気のカフェで使用してほしい。カフェはフリーWi-Fiも導入しているので、打ち合わせなどでも使用してもらえれば」と話している。
 同社は1960年1月設立。資本金1400万円。従業員35人。百貨店のそごう西武池袋本店、横浜、徳島の3店の筆記用具売場に出店。「KA-KU」は近鉄百貨店奈良店内に出店している。上野社長は大阪府出身。1977年8月3日生まれの38歳。