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中国政府系企業「中科輔龍社」と業務提携   BCC   中国市場でソフト販売を本格化


 インターネット上のシステム、ソフト開発を手がける株式会社BCC(福岡市中央区六本松二丁目、冨田峰雄社長)は、今年一月から同社開発のソフト商品、およびグループウェアを中国で販売するため、販売企業となる中国政府系企業の中科輔龍社(中国北京市)と業務提携した。
 これは同社が開発したソフト「BTOBWEB」、企業内ネットワーク構築用のグループウェア「BEAM」の販売を中科輔龍社が請け負うもので、中国国内の販売を中科輔龍社が展開することで中国市場でのソフト販売を本格化する。同社は初年度中国市場で六千万円の売り上げを 目指しており、冨田社長は「現在まで技術面での提携は手がけてきたが、販売面では手薄だったことから販売企業との提携に踏み切った。今後は開発、販売の両面からサポートしたい」と話している。
 同社は一九六六年十月創業、設立、資本金は六千百五十六万円、従業員数は三百十八人、売上高は五十三億六千八百六十万円(二〇〇四年三 月期)。
 冨田社長は山口県下関市出身、一九四二年六月二十六日生まれの六十二歳、九州大学法学部卒、趣味はステンドグラス。

2005.2.15 発行 週刊経済より