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中国常州の孫会社が電子部品の工場を新設 安川電機


週刊経済2022年7月5日発行

投資額は約30億円

モーションコントロール・ロボット開発、システムエンジニアリングなどを手掛ける㈱安川電機(北九州市八幡西区黒崎城石、小笠原浩代表取締役会長兼社長)は6月20日、同社孫会社で各種部品製造の安川(常州)機電一体化系統有限公司(中国江蘇省常州市)が同省に電子部品に特化した新工場を開設したことを明らかにした。
中国では少子高齢化による人手不足や人件費の高騰、新型コロナ感染拡大のリスクなどを背景に生産現場の自動化需要が高まっており、そうした旺盛な需要に対応するため新工場を開設。安川電機グループの中国国内の生産拠点で使用する実装基板品や電子ユニット品などの主要部品を生産し、同工場から供給することで中国国内のサプライチェーンを強化するのが狙い。総事業費は約30億円。
新工場の敷地面積は5万44㎡、工場の延べ床面積は2万6973㎡の2階建て。稼働後はサーボアンプやインバータ用の実装基板品、ロボット用制御盤内に搭載する電子ユニットなどを量産。現地法人「安川電機(瀋陽)有限公司」、「安川(中国)機器人有限公司」、「上海安川電動機器有限公司」の3工場に供給する。
安川(常州)機電一体化系統有限公司は安川電機(中国)有限公司の100%子会社。資本金は4750万USD、従業員数は75人(2022年5月末現在)。