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中国市場進出、上海地区で販売開始   月星化成   05年3月から


 各種履物製造・販売の月星化成株式会社(久留米市白山町、田中久義社長)は、二〇〇五年年三月から中国市場に進出、上海地区で同社商品の販売を開始する。
 これは、中国企業と共同で展開するもの。同社は市場調査、商品の企画・提供、中国企業は同社の商品を取り扱う店舗を展開して販売を担当する。また、同社はアメリカ市場にも進出する計画で、得意分野である子供靴やキャンバスシューズなどを販売していく方針。田中社長は「〇五年は海外市場進出のスタートとなる年。今後、海外市場を伸ばしていく基礎固めの年にしたい」と話している。

久留米工場内の配置見直しを年内に完了

また、同社の本社敷地にある久留米工場内の配置見直し工事が年内に完了する。
 これは、国道264号線のバイパス整備に伴うもので、半年前から工事を進めていたもの。
 田中社長は「工場の配置見直しを実施したのは戦後初。生産が海外に移る中、工場内で使用していない場所もあった。今回の見直しで効率化が図れる」と話している。
 同社は一八七三年十月創業、一九三一年二月設立、資本金は十三億円、売上高は三百八十七億円(〇四年六月期)。従業員数は千百十六人(〇四年六月期)。
 田中社長は福岡県久留米市出身で一九四一年二月二十八日生まれの六十三歳。同志社大学経済学部卒、趣味は尺八、ウォーキング。

2004.12.7 発行 週刊経済より