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中国・天津市に研修センター開設 テクノスマイル 来日前の中国人研修生向け等に
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製造現場を中心とした人材サービス業の株式会社テクノスマイル(福岡市中央区天神2丁目、馬見塚讓社長)は、4月10日、中国・天津市に来日前の中国人研修生向けや、現地日系企業から中国人社員教育を受託する「天津研修センター」を開設した。
研修生向けには、製造現場で必要な日本語教育や実技訓練などを事前に行うことで、日本での研修をスムーズに進める狙い。教育内容はJITCO(財団法人国際研修機構)の標準レベルを超えた教育を実施し、3年間の日本国内での研修・技能実習終了後は中国現地法人での日本語のできるリーダーなどコア人材を育成する。また天津周辺の日系企業から中国人社員の研修・育成などを請け負うほか、将来的には高度技術者日本向け赴任教育を実施する予定。
同センターは、天津市の協力を得て、天津市大港区津港公路にある学校の既存建物を活用し開設。教室や模擬ライン、寮などを整備し、教室数は6教室で収容人数は約200人。同社や中国企業などが出資した現地子会社が運営、その会長には山下文明同社専務が就任した。すでに3月12日から開講しており、2週間のコースを160人が受講している(4月10日現在)。同社は05年から「外国人研修・技能実習制度」を利用した外国人研修生の受け入れを支援しており、同研修センターについて「安定した質の高い事前研修を行い、現地日系企業のお役に立ちたい」と話している。
同社は2000年9月設立。資本金1億5,100万円。従業員数2,200人(07年3月末現在)。06年3月期売上高は74億円。