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中国・ベトナム向けにチロリアンを輸出 千鳥饅頭総本舗


週刊経済2022年9月21日発行

北米も視野に展開

和洋菓子製造販売の㈱千鳥饅頭総本舗(福岡市博多区上川端町、原田浩司社長)は、今年10月に同社主力商品「チロリアン」を中国に本格輸出することを明らかにした。
今年1月、日本航空グループで海外貿易事業を展開する㈱JALUX(東京都港区、髙濱悟社長)の協力で中国のショッピングセンター向けに720箱を出荷。今回、その第2弾として5760箱を追加出荷することになった。商品内容は九州産食材を使用したチロリアンシリーズ「九州パラダイス(あまおう、マンゴー、八女玉露)」1箱18本入りとチロリアンショート詰合せ(1箱18本入り)の2種類。また、今年8月にはJALUXを通じてベトナム免税店向けに1500箱を出荷している。中国およびベトナムへの輸出総額は約500万円。
さらに、今年4月には総合商社の㈱カメイ(宮城県仙台市青葉区、亀井文行社長)の協力で北米の日系スーパー向けにチロリアン(八女玉露、マンゴー)8本入りサンプル品を6箱出荷。今後、ニーズに応じて出荷数を増量する方針。原田社長は「海外のショッピングセンターや日系スーパー、免税店などでチロリアンに対する需要が高まっている。これを機に、海外実績をつくっていきたい」と話している。
同社は寛永7年創業、1997年8月に設立。資本金は1千万円。従業員数は231人(2021年9月現在)。現在、直営店を37店舗展開している。