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中元商戦で初の体験型商品 岩田屋三越


福岡三越20周年記念で

株式会社岩田屋三越(福岡市中央区天神2丁目、村上英之社長)は、今年の中元商戦で同社として初めて体験型商品を販売する。

今年10月の福岡三越開店20周年にあわせた試みで、同店の中元商品として販売する。商品は福岡県内の旅館や老舗そば店での宿泊や手作り体験のほか、朝倉市のフルーツ狩りなど3種類。同社広報は「モノ消費からコト消費に変わっている中でのいわゆる『コトギフト』。中元歳暮で同様の体験型商品は全国の百貨店でも珍しいのでは」と語る。例えば子から親に、もしくは親から子に、といったように、贈呈者本人の利用よりも、贈った先での利用を想定する。

商品の詳細は次の通り。「ファスティング旅館 若杉屋 体験プラン」(1人利用、8640円、20人限定)、「『多め勢』店主田口氏によるそば打ち体験コース」(1人利用、5400円、20人限定)、「朝倉市のフルーツ狩りコース」(2人利用、5400円、60組限定)

 商戦全体は前年比5%増目指す

また、今回の同社の中元商戦は福岡三越の5月31日を皮切りにスタート。岩田屋本店と久留米店、岩田屋サロン各店、インターネットなどが6月1日から続く。最長は岩田屋サロン各店とエムアイプラザ各店の8月15日まで。岩田屋と福岡三越共通の100品のほか、岩田屋では九州の女性生産者が発信する商品などをそろえる。商品点数は岩田屋本店で約2700点、福岡三越で約2300点。客単価は1万9500円(前年19073円)、一品単価は約4100円(同4020円)を見込み、商戦全体では前年比5%増の売上げを見込む。

2017年5月30日発行