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中京大卒の横山海マクスウェル選手と契約 福岡SUNS


週刊経済2021年3月30日発行

NFL入り目指す新プロジェクト

日本社会人アメリカンフットボールチーム「みらいふ福岡SUNS」運営の(一社)福岡SUNS(福岡市博多区博多駅東1丁目、吉野至代表)は3月13日、NFL選手輩出を目的とした新プロジェクトの挑戦選手を中京大学卒の23歳、横山海マクスウェル選手に決定した。
NFL(ナショナル・フットボール・リーグ)は米国で最上位に位置するプロアメリカンフットボールリーグ。本場では20歳代前半の若い選手がドラフト指名されることが多いが、日本ではXリーグ(社会人アメリカンフットボールリーグ)でプレーした後にNFLに挑戦するケースが多いため、若いうちからNFLに挑戦できる環境を用意した。昨年12月にYouTubeチャンネルで新プロジェクト「SUNS NFL PROJECT」を発表し、クラウドファンディングで支援を募るなど準備を進めてきた。選手の選考は19~23歳、日本国籍、経験スポーツ不問、身長170㎝以上の条件を満たした30人の応募から、東京と福岡の2会場でトライアウトを実施し、面接や面談を経て決定した。横山選手は愛知県日進市出身。1997年7月2日生まれの23歳。身長178㎝、体重80㎏。小学から高校まで野球をしていたが、大学は中京大学体育会アメフト部に入部し、4年生時にQB(クォーターバック)のポジションで全国大学選手権に出場し、同年時に東海学生リーグの最優秀選手に選ばれた実績をもつ。
横山選手は4月1日から福岡SUNSと原則3年間以上のプロ選手契約を交わし、契約期間内に国内の様々なプロジェクトメンバーのサポートのもと、NFLに挑戦する。挑戦に必要な場所や物品、トライアウトの渡米費用はチームが負担する。また、練習や試合以外にも英会話レッスンや食事・サプリメントの管理もサポートする。横山選手は「これからNFLという大きな目標に向かって、様々な素晴らしいサポートメンバーの指導のもと、1分1秒を大切に突き進んでいきたい」と話している。