NEWS
世界有数のラボラトリーグループの傘下に 太平環境科学センター
Tag:
週刊経済2024年8月28日発行号
ユーロフィンに株式譲渡
水質、土壌などの分析、測定業務を手掛ける㈱太平環境科学センター(福岡市博多区金の隈2丁目、高橋麻紀社長)は7月1日、分析、検査サービスをグローバル展開するユーロフィングループ(本部・ルクセンブルク市)に全株式を譲渡した。譲渡額は非公表。
環境分析企業として福岡・九州を中心に民間企業・官公庁へ総合的な環境分析サービスを提供する同社は、水質検査で業界に先駆けて細菌検査ロボットや自動分析装置導入によるラボ工程の自動化を推進してきたほか、最近ではアスベストなどの新たな分析ニーズにも対応するなど業容を拡大。 今回ユーロフィングループへの参画により、ラボのIT化によるサービスクオリティの向上をはじめ、国内グループラボのネットワークを利用したワンストップサービスの提供、さらに海外展開を見据えた営業力の強化を図る。
ユーロフィングループは、世界62カ国に900以上のラボと6万2千人以上の従業員を抱え、食品・環境・医薬品・臨床業界などへ分析サービスを提供するリーディングラボラトリーグループとして知られ、日本でも各環境分析事業会社を保有しトップシェアを誇る。