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世界医師会会長に就任 日本医師会会長の横倉義武氏


日本人で3人目

日本医師会会長でみやま市高田町濃施の医療法人弘恵会ヨコクラ病院理事長の横倉義武(よこくら・よしたけ)医師は10月13日、68代世界医師会会長に就任した。日本人が世界医師会会長に就任するのは3人目。

横倉氏は昨年の世界医師会台北総会で、次期会長に選出されており、今回正式に就任したもの。任期は来年10月までの1年間。

横倉氏は福岡県出身。1944年生まれ。63年3月修猷館高校卒‐69年3月久留米大学医学部卒業後、同年4月久留米大学医学部第2外科入局。77年10月から79年10月まで西ドイツ・ミュンスター大学教育病院デトモルト病院外科留学。90年4月医療法人弘恵会ヨコクラ病院院長。97年4月同理事長就任(現任)。2006年5月から10年3月まで福岡県医師会会長を務め、12年4月第19代日本医師会会長に就任(現任)。ヨコクラ病院は救急医療、血管系専門病院で、内科、外科、循環器内科、脳神経外科、リハビリテーション科など13診療科がある総合病院。病床数199床。

世界医師会は1947年9月、仏パリに27カ国から医師が集い、第1回総会開催を機に設立。医学教育や医学、医術、医の倫理における国際的水準を高め、世界の全ての人々を対象にしたヘルスケアの実現に努めることを目的としている。2016年時点で112カ国の医師会が加盟。毎年春に中間理事会、秋に総会を開催し、医の倫理や社会医学に関連するテーマを協議している。

2017年11月28日発行