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不良品発生原因の分析サービス スカイディスク


稼働状況や環境データから原因特定

AIやIoTサービスを提供する㈱スカイディスク(福岡市中央区大名2丁目、橋本司社長)は4月20日、不良品発生原因特定のために、工場内データを分析するサービスを開始した。
工場の稼働状況や環境データをまとめてAIが処理し、不良品発生に影響している可能性が高い工程や環境条件を割り出すというもの。同社は工場内の機械をインターネット環境とつなげてデータを蓄積し、AIを活用して効率的な稼働を実現するスマートファクトリー化を提案している。同サービスを利用して不具合箇所をデータで特定することで、検品に係る人員の削減など省力化を期待できるほか、故障予測や保全が必要な設備にAIを導入して効率化を進めることにつながる。自動車部品メーカーや化学メーカーでの試験導入を経て、効果を見込めたことからサービスを開始した。価格は300万円(税抜)からで、毎月10件程度の受注を目指す。
同社は「スマートファクトリー化したくても何から手を付けたらいいかわからないという工場にも、不良品発生原因を特定することで、どの設備にAIを導入したら効率化できるかということを提案できるようになる」と話している。

2018年5月8日発行