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不燃木材の製造販売を開始 九州木材工業


週刊経済2023年12月19日発行号

九州初の難燃処理木材

木材加工販売の九州木材工業㈱(筑後市和泉、角博社長)は12月8日から、不燃木材の製造販売を開始した。
商品名は「不燃木(フネギ)」。福岡県工業技術センターと共同開発したもので、燃えにくくするための難燃剤などを施すなど、木材に特殊加工を施した。課題とされていた難燃剤の滲み出しなどを最小限に抑制することに成功し、難燃処理木材として九州で初めて国土交通大臣認定を取得した。今後は来年5月に供用開始される八女市役所新庁舎の内装材として採用されることが決定しており、将来的には国内だけでなく海外の建築物への導入も目指していく。
同社では「国内最高品質とも言える不燃木材がようやく完成した」と話している。