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不動産分譲低調で減収減益 下関市のエストラスト


週刊経済2022年5月3日・10日発行合併号

売上高は2・8%減の160億3500万円

東証スタンダード、福証上場で、不動産分譲、管理を手掛ける㈱エストラスト(山口県下関市竹崎町、松川徹社長)の2022年2月期連結決算は、売上高が前期比2・8%減の160億3500万円、経常利益が同19・5%減の6億5400万円で減収減益だった。
不動産管理事業で管理物件が増加し、マンション管理戸数が前期比236戸増の5067戸となったが、主力の不動産分譲事業でマンションが425戸(前期比42戸減)、戸建てが40戸(同14戸減)と振るわず、総数も前期比56戸減の465戸と低調に推移し減収。利益面では販売費および一般管理費が増加したほか、減収に伴い売上総利益も減少し減益となった。営業利益は同20・2%減の7億8100万円、当期純利益は同19・5%減の4億4100万円となった。
今期は売上高が前期比0・4%増の161億円、営業利益が同53・6%増の12億円、経常利益が同52・8%増の10億円、当期純利益が同58・7%増の7億円で増収増益を見込む。
同社は1999年1月設立。資本金7億3603万円。2005年3月に福岡支店(福岡市博多区博多駅前4丁目)を開設。17年2月にTOB(株式公開買い付け)で西部瓦斯㈱の連結子会社となった。