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不動産事業で米国初進出 西日本鉄道
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テキサス州の賃貸集合住宅開発に参画
西日本鉄道㈱(福岡市中央区天神1丁目、倉富純男社長)は、三菱商事㈱の米国子会社、ダイアモンド・リアルティ・インベストメンツ社(以下DRI社)と共同で米国・テキサス州プレイノにおける収益不動産開発事業に参画する。不動産事業における米国進出は初。
近年米国ではGDP成長率が堅調に推移し、生産年齢人口の増加や失業率の低下などにより安定的な不動産需要を生み出されているという。今回進出するプレイノはテキサス州において近年企業の進出や開発が進むエリアの一つで、堅調な経済成長と人口増加で賃貸住宅需要も増加。今回は、DRI社とそのパートナーであるトラメル・クロウ・レジデンシャル社とともにプレイノで賃貸用集合住宅を開発する。また、建設に合わせてリーシングを進め、入居が一定程度進んだ段階で機関投資家などへ一括売却する計画。
開発する賃貸用集合住宅の名称は「アレクシャン・レガシー・セントラル」。単身者や夫婦、小さな子どもがいるファミリー層などを主なターゲットとしており、DRI社とTCR社の米国でのノウハウを駆使し、総事業費約70億円を投じて高品質な住環境を提供する。敷地面積は約1万8400㎡。集合住宅は木造5階建てで総戸数385戸、賃貸面積は約3万1000㎡。今年1月にすでに着工しており、2020年3月に完成、21年8月に売却予定。同社では、「今後米国での不動産事業拡大のため、本事業をきっかけに情報収集やノウハウ蓄積を進めていく」と話している。
2018年6月5日発行