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不動産サイト運営専門の会社設立  エリアプロジェクトの西村副社長    分離独立で


 オフィスや店舗など賃貸仲介、不動産情報サイト運営の株式会社エリアプロジェクト(福岡市中央区大名1丁目、吉住征一社長)の西村健副社長は、1月5日付で、不動産情報のポータルサイト運営専門の「株式会社エリアコミュニケーションズ」を設立した。
 エリアプロジェクトは仲介事業部とポータサイト「テナントガイド」運営のネットワーク事業部がすでに別事務所を構えており、それぞれの専門性を高めるため、ネットワーク事業部責任者の西村副社長が分離独立した。資本金は950万円で、従業員は7人。大阪と名古屋オフィスを継承し、3月には東京オフィスを開設する。新会社運営の「テナントガイド」は、全国の店舗、事務所情報8500物件を掲載し、テナント情報に特化しているのが特徴。現在、福岡、東京、大阪など12県の物件情報を発信し、今後はエリア拡大を目指す。
 西村社長は熊本市出身、1956年10月12日生まれの50歳。九州短期大学卒、趣味はスポーツ。

 ネット上での広告事業に着手

 また株式会社エリアコミュニケーションズ(福岡市中央区高砂2丁目)は、今後、運営する「テナントガイド」の月間ヒット数が300万件を超えたことから、売上拡大の一環でバナー広告などネット上での広告事業にも着手する。
 同サイトの閲覧者は、飲食や物販など店舗探しや事務所開設など開業目的が多く、起業や開業を支援する業者向けに、バナー広告などを提案していく。広告事業では初年度売上1,000万万円、年間売上5,000円を目指す。また建築プロデュースの株式会社ウィークエンドホームズ社(東京都渋谷区、森本剛社長)、食材の取引サイト運営の株式会社インフォマート(東京都港区、村上勝照社長)などとも業務提携し、ポータルサイトの付加価値を高めている。
 西村社長は「不動産情報を発信するだけでなく、実際の取り引きが発生するなど、マッチングサービスにも力を入れていく」と話している。