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不動産アセットマネジメント事業の新会社設立 西日本鉄道
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週刊経済2024年10月9日発行号
私募リートの資産規模1千億円目指す
西日本鉄道㈱(以下西鉄、福岡市博多区博多駅前3丁目、林田浩一社長)は10月1日、不動産アセットマネジメント事業の新会社「西鉄アセットマネジメント㈱」を設立した。
西鉄グループでは、2025年度までの第16次中期経営計画の重点戦略の一つに「成長事業の拡充と新たな稼ぐ力の創出」を掲げており、新会社は不動産流動化スキームの活用拡大に備えた、ファンドの組成や運用の中核的な役割を担う。計画では26年度をめどに私募ファンド・リートを組成・運用を開始し、30年度以降に私募リートの資産規模1千億円を目指す。西鉄グループでは私募ファンド・リートを組成し外部資本を活用するなど、不動産流動化スキームを活用した事業機会の創出や資本効率の向上を通じて、福岡や西鉄沿線の街づくりを推進、加速する。
新会社は西鉄本社同所に置き、社長には瓜生城太郎経営企画部付AM会社設立担当部長が就任。資本印は1億円で西鉄の100%出資。事業内容は宅地建物取引業、金融商品取引業(投資運用業など)とこれらに付帯・関連する業務。今後、法令上必要となる免許取得・登録などを予定している。