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不動産、ウォーター事業不振で売上高3・1%減 トラストHD中間期
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採算改善で経常損失は赤字幅縮小
トラストホールディングス㈱(福岡市博多区博多駅南5丁目、喜久田匡宏社長)の2018年2月の連結中間決算は、売上高が前年同期比3・1%減の55億5000万円で減収、経常損失が5900万円(前年同期は2億9700万円の経常損失)で赤字幅が縮小した。
駐車場事業は新規開発と既存活性化に注力。また、駐車場小口化商品「トラストパートナーズ第5号(札幌、北九州、福岡、鹿児島の4市の物件を1パッケージ化)」が昨年4月に完売したことから賃料を計上しており、前年同期比1・3%増となった。一方で、新築マンションの竣工がなかった不動産事業が同18・9%減、定期顧客数の伸長が伸び悩んだウォーター事業が同60・7%減と振るわず全体では減収だった。利益面では不採算事業の見直しに着手し採算の改善に努めた結果、営業利益が2400万円(前年同期は1億4800万円の営業損失)と黒字転換した。一方で、温浴施設運営の子会社㈱和楽が運営する創作和食店「彩然広島LECT店」(広島市西区)を1月末に閉鎖、店舗設備などの帳簿価額および撤去費用などを減損し、特別損失として9173万5000円を計上。また、同社の所有不動産で当初計画していた事業計画の変更を決定したことから、地質調査や建築設計などに生じた費用の全額を減損し、同様に1693万5000円を計上した。これらの減損損失も含め、1億1497万5000円を特別損失に計上したことから、親会社株主に帰属する四半期純損失は1億7100万円(前年同期は1億600万円の四半期純損失)となった。
1月31日に実施した販売用不動産の売却と特別損失計上の影響を反映し、通期業績予想を変更。売上高が140億円から145億円(増減率3・6%増)で前期比17・5%減、営業利益が5億3000万円から7億5000万円(同41・5%増)で同20・3%増、経常利益が4億円から6億円(増減率50%)で同69・9%増を見込む。親会社株主に帰属する当期純利益に変更はなく、前期比3・4倍の1億5000万円としている。
2018年2月27日発行