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上期売上高は47%減の138億7900万円 博多大丸


新型コロナ響き赤字化

㈱博多大丸(福岡市中央区天神1丁目、香川曉子社長)の上期(3~8月)決算は、売上高が前年同期比47%減の138億7900万円、経常損益に特別損益を加減した税引前純損益は15億4400万円の損失(前年同期は6億700万円の利益)となった。
売上高では、新型コロナの影響で、4月から5月にかけ47日間休館したことや催事の自粛などで来店客が61%減となったこと、またインバウンド売り上げが96・9%減となったことなどで大幅減。損益面も営業損益が14億3900万円の損失(前年同期は7億1400万円の利益)、純損益は10億7100万円の損失(同4億1600万円の利益)で赤字になった。
商品別の売り上げは、衣料は48・6%減、身回品は56・3%%減、食品は57・4%減、雑貨は48・6%減と多くは半減前後だったが、家庭用品は内食が増えたことで27・2%増加している。
下期のスタートとなった9月までは、入店客数がほぼ半分、売り上げも7割ほどだったが、10月に入ってからは客数が6割ほど、売り上げは前年同月比10%減ほど(昨年10月は消費増税直後で前年比約15%減)に回復している。万田高史取締役は「9月から10月は予測を上回っている。通期では赤字予想だが、下期のみでは黒字になる可能性もある」と話している。

2020年10月27日発行