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上期売上高は28%増の190億円 スターフライヤー中間期


週刊経済2023年11月7日発行号

通期は黒字化見込む

㈱スターフライヤー(北九州市小倉南区空港北町、町田修社長)の23年9月中間決算は、売上高が前期比28・9%増の190億500万円、経常損失は13億1000万円(前年同期23億1800万円)で増収・赤字幅縮小となった。
昨年度までは新型コロナウイルス感染拡大の影響を大きく受けたが、今期は福岡空港、北九州空港を中心に旅客数が回復。旺盛な航空需要を取り込むべく、運航便数を新型コロナウイルス感染症発生前の水準に戻し、臨時便や国際チャーター便の運航を実施するなど、収益の拡大を図ったことで増収。しかし、為替相場や原油価格の高止まりなど、外貨建て費用等の増加により営業費用が押し上げられた結果、12億7100万円の四半期純損失を計上。リース満了に伴う機材の返還整備並びに複数台のエンジン整備が集中した影響で経常損失を計上した。営業損失は17億900万円(前年同期27億3600万円)、四半期純損失は12億7100万円(同22億7700万円)となった。同社では「運転資金の安定的確保や需要の増加に応じた臨時便、チャーター便の運航、継続的な収支改善・生産性向上に取り組んでいきたい」と話している。
通期では売上高が17・3%増の378億5000万円、経常利益は12億2400万円、当期純利益は12億3000万円の増収・黒字化を見込む。