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上期営業収益は1・2%減の1102億7200万円 イオン九州


販管費削減で損益は大幅改善

イオン九州㈱(福岡市博多区博多駅南2丁目、柴田祐司社長)の8月中間決算は、売上高に賃料収入を加えた営業収益が前年同期比1・2%減の1102億7200万円、経常損失は前年同期の13億4800万円から約8分の1の1億7100万円に赤字幅が縮小した。
売上面では、前期に閉店した店舗の影響や、7月に梅雨明けが遅れるなどの天候要因で減収となった。一方、利益面では、今年改装したイオンモール伊都やショッパーズ福岡の好調や賃貸関連での効率向上などが奏功して営業総利益が1億400万円増加したこと、また人件費、販促費、設備費の削減によって営業損益が前年同期比11億5600万円増で3億6200万円の損失で、6~8月の第2四半期のみでは6年ぶりに黒字転換した。純損失は豪雨災害による損失6億円、被災した資産に係る受取保険金4億円を特別損益に計上したことなどで4億6800万円となったが、前年同期の40%弱に縮小している。
通期では、営業収益1・9%減の2220億円、営業利益は5倍弱の3億円、経常利益は35%増の3億5000万円、当期純利益は20・9%増の2億円を見込んでいる。

2019年10月29日発行