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上期ソーシャルビジネス関連融資は約46億円 日本公庫福岡支店
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福岡県は過去最高額に
㈱日本政策金融公庫福岡支店(福岡市博多区博多駅前3丁目、勝又政司支店長)は12月5日、九州7件における2017年度上半期のソーシャルビジネス関連融資実績で、実績件数が前年同期比52件減の715件、融資額が同19・5%減の45億6500万円となったことを明らかにした。
同支店国民生活事業九州広域営業推進室では、保育サービス事業や介護サービス事業など社会的課題の解決を目的とした事業を展開する事業者やNPO法人を対象にソーシャルビジネス関連融資を強化。融資件数および融資額は減少したものの、NPO法人向け融資件数は前期比12件増の121件となった。
県別融資額実績では、福岡県が前期比2・3%増の16億1285万円(同7件増の236件)でトップ。なお、福岡県単体では同公庫発足以来、過去最高の上半期融資額を記録している。次いで鹿児島県が同0・4%増の7億4223万円(同2件増の111件)、熊本県が同63・3%減の5億3005万円(同83件減の77件)、長崎県が同0・4%増の5億880万円(同2件増の87件)、宮崎県が同21・4%減の4億8085万円(同6件増の84件)、大分県が同22・4%減の4億7024万円(同8件増の83件)、佐賀県が同16・1%増の2億2018万円(同6件増の37件)の順。
ソーシャルビジネス支援資金の融資限度額は別枠7200万円(うち運転資金は4800万円)、返済期間は設備資金が20年以内(うち据置期間2年以内)、運転資金が7年以内(同2年以内)、利率は基準利率となっている。
同支店では「今後も政策金融機関として地域社会の課題解決に取り組むソーシャルビジネスの担い手のお客さまを積極的に支援していきたい」と話している。
2017年12月19日発行