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上半期の旅客輸送人員は過去最高の66万8000人 九州運輸局
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日韓航路旅客輸送実績、対馬航路がけん引
九州運輸局(加賀至局長)は12月22日、17年度上半期の日韓旅客定期航路の旅客輸送人員を発表、下関港を含む九州と韓国釜山を結ぶ旅客定期航路の利用者は、前年同期比23・4%増の66万8000人で、3年連続の増加となり、過去最高を記録した。
16年4月に発生した熊本地震の影響からの回復に加えて、韓国人観光客の対馬航路の利用が大きく増加した。韓国人利用者は前年同期比32・3%増の60万3000人。一方、日本人利用者は、日韓関係の課題や朝鮮半島情勢の緊迫化の影響を受けて、同29・7%減の5万1000人となった。こうした動きから、航路別では対馬〜釜山航路が同44・1%増の39万3000人となり、統計データのある99年以降、上半期ベースで最高の実績を記録。6年連続で増加しており、博多航路を大きく上回った。同じく韓国人利用者の増加で、下関〜釜山航路は同30・5%増の10万1000人。博多〜釜山航路は日本人利用者が大きく落ち込んだ影響で、同9・0%減の17万3000人となった。
同局では、通期の見通しについて「観光や釣り、トレッキングや免税店利用などで対馬人気は続いているが、博多〜釜山航路では修繕のために冬季の運航を休止している船の影響が出てきており、全体の動向が読みにくい状況」と話している。
2018年1月10日発行