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三菱自動車グループと災害時における協定を締結 福岡市


週刊経済2021年12月21日発行

電動車両を活用

福岡市は11月29日、九州三菱自動車販売㈱(福岡市中央区薬院3丁目、城戸﨑建二社長)および三菱自動車工業㈱(東京都港区、加藤隆雄社長)と「災害時における電動車両の支援に関する協定」を締結した。
大規模災害時に市内で停電が発生した際、九州三菱自動車販売が所有するPHEV(プラグインハイブリッド)車両などの無償貸与(最大10台程度)を受けて公民館などの指定避難所に車両から電力を供給し、円滑な避難所運営を目指す。同日、市内の「警固公民館」でPHEV車両からの給電訓練を実施。車両からケーブルを公民館の外部電源取込口に接続する方法と、可搬型外部給電機を介して接続する2通りで実施し、いずれも給電に成功した。訓練を終えて、中村圭福岡市地域防災課長は「日ごろから繰り返し訓練することで、災害時にきちんと対応できるようにしたい」と語った。