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一般会計予算8875億円、7年連続過去最大に 福岡市


当初予算案、子ども関連予算を増額

福岡市は2020年度の当初予算案を取りまとめ、一般会計の予算規模は前年比2・4%増の8875億円となり、7年連続で過去最大を更新した。
歳入は一般会計の総額で前年比1・1%増の4678億円。市税収入は個人市民税や固定資産税の増加、新たに設けられた宿泊税の課税分もあり、同1・2%増の3397億円となった。市債発行額は775億円で同1・7%増。今年度予算編成のテーマは「次世代に誇れるまちへ」。昨年に続き、子育てや教育関連予算の重点配分が見られ、「子ども育成費・教育費」を153億円積み増した。保育士の業務を支援するスタッフ配置の補助や、学校へのICT機器導入などを進める。また、宿泊税の課税見込みの約18億円は、公共Wi-Fiの拡充やMICE関連施設の整備などの観光政策に充てるとしている。
高島市長は「五輪以降の経済を見通すと、福岡市の先を見据えた手を思い切り打てるのは今回までかもしれない」と予算編成にかけた思いを語る。予算案は2月の市議会に提出される。

2020年2月26日発行