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ローカル5Gを利用した共同研究を本格稼働 九州産業大学とQTnet
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週刊経済2022年12月20日発行
スポーツや芸術分野を中心に
九州産業大学(以下九産大、福岡市東区松香台2丁目、北島己佐吉学長)と九電グループの情報通信事業会社、㈱QTnet(同市中央区天神1丁目、岩﨑和人社長)は12月、九産大キャンパス内に構築したローカル5G環境を利用した共同研究を本格稼働した。
九産大などを運営する学校法人中村産業学園とQTnetは今年1月、地域創生を目的とした包括連携協定を締結し、文理芸融合の総合大学という九産大の特色を生かして、スポーツや芸術分野での利用も含めた幅広い視野で5G時代の新たなサービス創出について共同研究を開始していた。構築したローカル5GエリアはSub6帯を利用したスタンドアローン方式で、広大な九産大キャンパスの屋外と大楠アリーナ2020の屋内をカバー。12月7日の共同研究発表会では、同大学の特色を踏まえ、スポーツや芸術分野を中心にさまざまなユースケースを紹介した。
同共同研究は、ローカル5Gの特長(超高速、超低遅延、多数同時接続)を生かしたユースケースを検討・実施する上で、九産大の学生も参加し、学内の課題解決や研究開発を推進するとともに、グローバルに通用する人材育成にも取り組んでいる。また、QTnetの子会社でソフトウェア開発の㈱ネットワーク応用技術研究所をはじめとする企業と連携することで、最新技術や開発中の製品をいち早く取り入れ、ローカル5Gを活用した社会課題の解決や新たなサービスの創造に取り組む。