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ロボット技術を学ぶコースを開設 九州職業能力開発大学校 コース開設は初
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独立行政法人高齢・障害・求職者雇用支援機構が運営し、ものづくり産業に特化した教育プログラムを実施する九州職業能力開発大学校(北九州市小倉南区志井、岡田龍雄校長)は来年4月から、生産現場のロボット技術を学ぶ「ロボットコース」を新たに開設する。
今後、ロボット化やIoT化が国の施策として進んでいくことを背景に、実際の生産現場におけるベルトコンベアーなどの搬送装置や、加工・組み立て装置などのロボットを組み合わせた自動化製造ラインの構築に必要となる知識や技術に加え、IoT技術を学ぶコースを開設し、学生の実践力向上を図る。同大学校には1、2年次の「専門課程」と、3、4年次の「応用課程」があり、今回の新コースは応用課程の4学科のうち、建築施工システム技術科を除いた3学科内に開設。同大学校が学科内に専門コースを設けるのは初の試み。同コースの定員は3学科から各5人程度を予定している。
「ロボットコース」の開設は、全国にある職業能力開発大学校10校のうち、同大学校、北陸職業能力開発大学校、東海職業能力開発大学校が先行して取り組んでいく。岡田校長は「ロボットコースの開設で、ものづくり技術に興味を持つ学生が増えることに期待したい」と話している。