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ロシア企業との合弁会社を設立へ 西部ガス


アジアでのLNG・天然ガス販売に向けて

西部ガス㈱(福岡市博多区千代1丁目、道永幸典社長)は9月5日、ロシア大手の独立系天然ガス生産・販売のノヴァテク(ヤマロ・ネネツ自治管区、レオニード・ミケルソンCEO)と、アジア向けLNG・天然ガスの販売を目的とした合弁会社(JV)設立に向けて協議を開始する基本合意書(HOA)を締結した。来年3月までのJV設立を目指す。
両社は昨年12月に協力合意書「ひびきLNG基地を活用した連携ビジネスの検討協議」を締結。今回の協議はそれから発展したもので、今後はHOAに基づく協議を通じてJVを設立。西部ガスのひびきLNG基地(北九州市若松区)を活用したグローバルビジネスの事業化検討や、同基地の拡張を含むアジア地域におけるLNG取引の拠点化検討を進め、LNG供給の多様性の拡大や自由度の向上を図っていく。

2019年9月18日発行