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ロシアの仮想通貨取引所ラ トークンに上場 スマイルホールディングス
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台湾子会社組成の独自コインを
インターネット総合メディアサービスの㈱スマイルホールディングス(福岡市中央区薬院1丁目、金井龍男CEO・会長兼社長)は、「RELEASE(リリース)プロジェクト」が発行するRELEASEコイン(RELトークン)が11月20日にロシア・モスクワの仮想通貨取引所「LATOKEN(ラトークン」に上場(ICO)したと発表した。
同社によると、同取引所は世界で約1万2000社と言われる仮想通貨取引所の中で50位以内にランク。10万人以上の取引ユーザーを有し、1日の取引額は40億円を超えるまでに急成長しているという。RELトークンは上場により、同取引所でイーサリアム(ETH)やビットコイン(BTC)との交換や売買が可能となった。
同社は2014年5月に開設したソーシャルメディア「RELEASE(リリース)」を改良し、ソーシャルメディア(SNS)とeコマース(ショッピング)と融合した次世代「ソーシャルコマース」の完成を目指し、ブロックチェーンとビッグデータ、AI(人工知能) の3つの技術を組み合わせたプラットフォームの構築を構想。今年5月から正式に「RELEASEプロジェクト」を始動し、独自コイン・RELトークンのプライベートセールを開始。8月には台湾・新北市に次世代ソーシャルコマースを展開し、RELトークンの組成元となる100出資子会社「璃里素(リリース)股份有限公司(通称・台湾リリース)」を設立していた。なお、今回の上場に伴い、RELトークンのプライベートセールは終了した。
次世代ソーシャルコマース・新生RELEASEは今年3月にもプラットフォームのβ版を公開予定。ユーザーが良質で価値ある情報を投稿した場合や信頼できる情報を評価した場合、その双方にポイント(RELトークン)を付与。ユーザーは貯まったRELトークンをポータルサイト内でサービス・スキル・商品などの購入に利用できるほか、取引所で複数の仮想通貨と交換できる仕組み。金井CEOは「特にeコマース分野では農業や漁業に重点を置き、新鮮な野菜や果物、魚介類を売り手がその場で価格を決め、一般ユーザーに対し迅速に提供できる仕組みを構築し、それらの物流に変革をもたらしたい。今回のICOを機にIPO(新規株式公開)準備も本格化させたい」と話している。
スマイルHDの前身、㈱スマイル通販は1997年3月設立。2010年4月に株式公開を視野にHDを設立し、傘下に㈱スマイル通販と㈱スマイル検索隊が連なる持ち株会社制に移行した。HDの資本金1000万円。グループ従業員数15人。グループで十数のwebサイトを運営・管理し、ホームページ制作なども手がける。
2019年1月8日発行