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リクルートのIT企業・技術者支援施設の審査に合格 Pear


他社との情報交換にも期待

EC事業やソフトウェア開発を手がける㈱Pear(福岡市中央区大名2丁目、島井尚輝社長)は12月21日、リクルートホールディングスが運営するIT企業や技術者の支援施設利用に関する資格審査に合格し、1月13日から施設利用を開始した。

リクルートホールディングスが運営する「TECH LAB PAAK(テック・ラボ・パーク)」は、書類審査や面接による選考を経て会員資格を得た企業や技術者らが利用できるもの。2014年11月にオープンし、テクノロジーをベースとした社会課題の解決を支援することを目的としたITクリエーター・技術者向けのオープンイノベーション支援施設。スタートアップ企業など審査に合格した約20チームが半年間無料で利用できる。投資家に向けたプレゼンを実施するピッチ大会などのイベントも開催しているほか、弁護士による相談会やサポート企業によるセミナーを受けることも可能で、これまでに約300チームが利用し、支援を受けてその後の資金調達につながるケースもある。

同社は昨年8月から自社開発のECサイト運営サポートシステム「オムニコア」のテスト導入を開始し、4月に一般発売を予定しているほか、東京オフィス開設も目指している。島井社長は「自社システムを全国展開することでEC店舗や業者をつなぐプラットフォームにしたいと考えている。システム開発に取り組む場所として活用しながら、イベントなどの参加を通して情報交換や他社との関係構築にも力を入れていく」と話している。

同社は2017年8月設立。資本金1697万円。従業員22人(アルバイト含む)。

2018年1月16日発行