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ラーメン「龍」今年20店舗増へ ワイアールコーポレーション 独立希望者数10人囲う
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飲食店展開支援・コンサルタントの有限会社ワイアールコーポレーション(中央区大名一丁目、カゴコ・ロシータ・アヤナン社長、舩津泰彦代表)は今年、メーンのFCプランであるラーメン「龍(ロン)」加盟店を、年間二十店増加する。
一九九八年にオープンした「龍」のFC展開を、昨年下旬から本格化しており、昨年九月末時点の九店から、今年三月末には八店増の十七店舗、七月までにさらに九店舗増を見込んでいる。加えて、独立希望者からの申し込みも、数十案件を確保している。「当初の予定から大幅に増える見込みで、将来は百店規模のチェーンを目指す」(舩津代表)という。舩津代表が、株式会社博多金龍で代表を務めていた九八年に「龍」(同市博多区中洲五丁目)を個人で開業、これをFCプランとして構築した。高級食材で知られる食用鶏、烏骨鶏(ウコッケイ)を使ったラーメンが特徴で、台湾の契約農場から輸入している。通常のFCと異なり、ロイヤリティや保証金を課さず、同社は加盟店に卸す烏骨鶏や麺など五種の販売から利益を得る。現在の店舗網は福岡県内六店舗、東京都内に三店舗、ほか全国に展開しており、直営の中洲本店のほかは全てFC店舗。
ギョーザのFCモデル店を6月に開業
また同社は、六月をめどにギョーザのFCモデル店「案努竜(アンドリュー)」をオープンする。
従来の独立FCプランでは、数千万円~一億円が必要な場合が多かったが、このギョーザ店では五百~六百万円に抑え、脱サラ者などの飲食FCへの参入を容易にする。場所は中央区天神周辺を予定している。「これも百店舗超のFC網をめざす」(舩津代表)という。このギョーザFCプランも含め、十種の飲食FCプランを揃えることを目標としており、FC加盟店の業態転換や、流行への対応力を高める。
同社は、九八年十月設立、資本金五百五十万円、従業員は三人、売上高は約八千万円。舩津代表は五四年十二月六日生まれの四十八歳、福岡 市東区出身、趣味は旅行。
2003.05.07 発行 週刊経済より