NEWS

ライン公式アカウントにきっぷの支払い機能を実装  ライン福岡と西日本鉄道


全国初、利便性向上目指す

無料通話・無料メールアプリを提供するLINE㈱(東京都新宿区、出澤剛社長)子会社のLINE Fukuoka㈱(ライン福岡、福岡市博多区博多駅中央街、落合紀貴社長)と西日本鉄道㈱(同区博多駅前3丁目、倉富純男社長)は9月1日、西日本鉄道のLINE公式アカウントにきっぷの支払い機能を実装した。
対象となるのは、西鉄電車の乗車券と観光体験をセットした「お得きっぷ」(太宰府・柳川観光きっぷ、太宰府散策きっぷ)。同社のLINE公式アカウントにLINE Pay支払い機能を導入し、トークルーム上で支払いが可能になった(購入後は窓口でチケットの発券が必要)。鉄道会社のLINE公式アカウント上で電車のきっぷの支払いができるのは全国初の取り組みという。また、「お得きっぷ」の利用事項や割引サービスが受けられる特典スポットの情報をLINE上でチャットボットが案内。グーグルマップ、西鉄バスの乗り換えサイト、西鉄タクシー問い合わせ窓口と連携している。日本語を含めて5カ国語に対応しており、インバウンド需要が回復した後は訪日外国人向けの観光ガイドとしての活用促進を想定している。同社では「周遊の際における感染症対策のため、LINE公式アカウントから「お得きっぷ」を購入した人に、チケット引き換え時にマスクの提供を始めている」と話している。
ライン福岡は2013年11月設立。資本金4億9千万円。従業員1074人(20年1月)。

2020年9月15日発行