ヤマトＨＤ傘下の人材会社を子会社化　ワールドホールディングス

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週刊経済2023年8月17日発行号

業務提携の一環で

㈱ワールドホールディングス（北九州市小倉北区大手町、伊井田栄吉会長兼社長、以下ＷＨＤ）は７月、ヤマトホールディングス㈱（東京都中央区、長尾裕社長、以下ＹＨＤ）と戦略的な業務提携に関して合意、その一環としてＹＨＤの子会社、ヤマト・スタッフ・サプライ㈱（小祝珠樹社長、以下ＹＳＳ）を９月１日付で連結子会社化する。
業務提携は、ＥＣ化の進展など消費行動・流通構造の変化、労働人口の減少、働き方の多様化など国内物流業界の環境が変化する中で、両社の経営資源のさらなる有効活用を図り、収益機会の維持や将来的な競争力の確保を進める目的。ＹＳＳの子会社化に関しては、ＷＨＤの中核事業会社で物流分野などの人材ビジネスを展開する㈱ワールドスタッフィング（本多信二社長）がＹＳＳの株式５１％を取得し、ＷＨＤが保有する幅広い業種・職種での人材マネジメントのノウハウを活用するという。
ＹＳＳは２００２年１月設立、資本金は１億５千万円、従業員数は約１万４千人。人材サービス事業、軽貨物事業、教育事業、業務請負事業を展開しており、２３年３月期の売上高は２７９億１８００万円。