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モニター付自動販売機で広告配信を開始 ベンディアム 初期導入費用は無料
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システム開発の株式会社ベンディアム(福岡市博多区博多駅南五丁目、倉住強一郎社長)は、四月からモニター付自動販売機を使って広告配信事業を開始した。
これは倉住社長が二〇〇一年十月からモニター付自動販売機の開発を開始し、〇二年七月にNTT西日本と提携、配信開始となった。野外設置可能なパソコン(CPU)と十五インチのモニターを内蔵し、NTT・Bフレッツ(光ファイバー)の回線に接続された自動販売機を初期導入費無料で設置し、広告やニュース、観光情報、天気予報、災害時に は緊急情報を文字情報および動画で配信する。加えて監視カメラを設置することができる。名称は「CITV」。六月から仙台、名古屋、大阪、広島、横浜でも同様のサービスを開始する。
倉住社長は「飽和状態のベンダー業界で、インフラ整備の面からみてもより付加価値のある商材と考えている。将来的にはタクシー・レンタ カーなどの配車サービスなどとの連携、ポータルサイトの構築やIP電話の導入などの構想も多く持っており、他社との差別化を図れると自負している」と話している。
同社は〇二年四月設立、資本金五千万円、七千万円(〇三年三月期見込み)、従業員五人。
倉住社長は六〇年四月十六日生まれの四十二歳、大野城市出身。
2003.02.18 発行 週刊経済より