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メディパルHDと業務提携 レイヤード
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週刊経済2024年8月7日発行号
医療機関の経営支援、治験DX化などで連携
医療向けのクラウドサービス事業を手掛ける㈱レイヤード(福岡市博多区博多駅中央街、毛塚牧人社長)は7月17日、グループで医薬品卸などを手掛ける㈱メディパルホールディングス(東京都中央区京橋3丁目、渡辺秀一社長)と業務提携契約を結んだ。
レイヤードは、2023年1月にメディパルHDからコーポレートベンチャーキャピタルファンド(MEDIPAL Innovation投資事業有限責任組合)を通じた出資を受け、クリニックを中心とした医療機関に向けてDX製品・サービスの提案を進めてきた。さらに連携を強化し、これまで以上に幅広い分野で協業していくことを目的に、業務提携契約を締結した。まずは医療機関への経営支援や、需要予測の精緻化による物流効率化、潜在患者の発掘・治療支援に取り組み、新ビジネスとして治験や臨床研究の分野のDX化についても共同での取り組みを検討していく。
毛塚社長は「資本提携から約1年半、人材交流などを含めて良い形での連携が進んできた。また、治験や臨床研究についても、DX化の余地が大いにあると見込んでいる。メディパルHDの広い事業領域を生かすとともに、DX化によって新たな価値を提供していきたい」と話している。
同社は1998年7月設立。資本金は1億円(23年6月末現在)。