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ミシュランガイド福岡・佐賀・長崎特別版を発表 日本ミシュランタイヤ


三つ星に福岡の「鮨 行天」と「鮨 さかい」

日本ミシュランタイヤ㈱(東京都新宿区、ポール・ペリニオ社長)は7月9日、「ミシュランガイド福岡・佐賀・長崎特別版」を発表、13日から書店で発売を開始した。
2014年の「ミシュランガイド福岡・佐賀2014特別版」の発行以来、福岡県と佐賀県は5年ぶりの更新、長崎県は初めての掲載となった。3県全域を1冊のガイドで発表するのは「ミシュランガイド愛知・岐阜・三重2019特別版」に続き、国内では2冊目となった。発行にあたって同社では、3県を全面的に再調査、和洋中や郷土料理などの飲食店・レストラン、旅館など計527軒を掲載した。
料理の評価別では最高位の三つ星が2軒、二つ星が13軒、一つ星が66軒で、価格以上の満足が得られる評価のビブグルマンは80軒だった。県別の内訳を見ると、福岡県が288軒の飲食店・レストランと23軒の宿泊施設と最も多く、佐賀県は71軒の飲食店・レストラン、26軒の宿泊施設、初めてとなる長崎県は94軒の飲食店・レストランと25軒の宿泊施設が掲載された。このうち三つ星として掲載されたのは福岡市中央区の「鮨 行天」と「鮨 さかい」の2軒。行天は前回に続き2回目、さかいは前回の一つ星から評価を2段階引き上げた。そのほか、福岡県では郷土料理として「もつ料理」が新たな料理カテゴリーとして加わり、福岡市中央区の「もつ繁」がビブグルマン、ラーメンでは新規7軒を含む計9軒が掲載されたほか、一口餃子や水炊きなどの提供する飲食店もビブグルマン、ミシュランプレート(ミシュランの基準を満たした料理)として評価された。
佐賀県では唐津市の「鮨処 つく田」が前回に続き、二つ星として掲載された。また、一つ星10軒のうち新規掲載3軒はいずれも唐津市の日本料理店だったほか、武雄市の「御宿竹林亭」は、快適度として「豪華で最高級、特に魅力的である」ことを示す赤表示の最高評価となった。
初掲載となった長崎県は二つ星に長崎市の「揚出し天ぷら 天ひろ」、「板前料理 堂山」が掲載されたほか、長﨑の郷土料理である皿うどん、卓袱(しっぽく)料理、具雑煮、後藤うどん、からすみ、ハトシなどがビブグルマン、ミシュランプレートとして掲載されたほか、雲仙市の旅館「料亭 半水蘆」が赤表示の最高評価となった。
発表に合わせ、同社ではホテルオークラ福岡で出版記念パーティーを開き、福岡県の小川洋知事、福岡市の高島宗一郎市長、佐賀県の山口祥義知事、長崎県の平田研副知事ら来賓を含む約700人が出席し、北部九州3県をカバーする特別版の発行を祝った。

2019年7月23日発行