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マレーシアに子会社設立へ 大石産業
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週刊経済2024年9月4日発行号
日本産農産物の輸入販売
産業用包装資材メーカーの大石産業㈱(北九州市八幡東区桃園2丁目、山口博章社長)は10月、マレーシア国クアラルンプール連邦特別区に日本産農産物の輸入販売を手掛ける連結子会社を設立する。
同国にはクラフト重包装袋製造のコア パックス、ラミネート製品製造販売のエンコア・ラミを有しており、長年の同国における事業経験と国産農産物用、食品用容器に関するネットワークが生産者、物流、現地取引をつなぐ循環型ビジネスを構築し、高品質国産農産物やその他食品の輸出取引における課題解決や輸出振興の一助になると判断した。社名は「FUSIONSTRADING MALAYSIASDN. BHD.(フュージョンズ・トレーディング・マレーシア)」。資本金は100万マレーシア・リンギット(約3300万円)で、出資比率は100%。代表は竹原高士執行役員戦略推進事業部長が務める。スタッフは社員4人、現地採用6人でスタート予定。同社製品を包装に用いた高品質な国産農産物やその他食品などを日本から輸入し、東南アジアで販売する。山口社長は「繁忙期となる正月商戦までには間に合わせたい。良いスタートダッシュが切れるよう準備を進めていく」と話している。
同社は1947年2月設立。資本金4億6640万円。2024年3月期売上高は219億6400万円。従業員346人。1980年5月福岡証券取引所に上場、2022年4月東京証券取引所第二部(現スタンダード)上場。