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マリノアシティ福岡に初のカフェ業態を出店 リョーユーパン


6月24日

パン製造の株式会社リョーユーパン(大野城市旭ヶ丘1丁目、恵良薫社長)は6月24日、マリノアシティ福岡に「プルネールカフェ」をオープン、新たにカフェ事業に参入する。

場所は同施設1階に新設されるフードコート内。調理場含む店舗面積は約100平方m。近年、スーパー内に出店するベーカリー店の売り上げが伸び悩んでいることや職人が不足している状況から、客単価上昇と冷凍生地の活用を目的に新業態に踏み切った。キーコーヒー株式会社(東京都港区西新橋2丁目、柴田裕社長)と連携してカフェメニューをそろえ、同社の看板商品であるニューヨークドーナツ(マンハッタン)や16種類の具材から好きなものを選びコッペパンに挟むサンドウィッチ商品を多くそろえた。工場から直接輸送した冷凍パン生地を調理場で焼いて提供するスタイルで、主な設備は発酵機とオーブン、フライヤー。客単価は800円を見込み、売り上げは繁盛期で月600~700万円、冬場など閑散期は400万円を予想している。今後はカフェ業態を中心に、都心部の商業施設などで2~3年に10店舗のペースで出店する予定。

中島高徳取締役は、「近年、新たな企画を打ち出そうと模索してきたが、やっと形になった。ファミリー層をターゲットに、ランチ向けのサンドウィッチなど商品を充実させていきたい」と話している。

同社は1950年5月設立。資本金は1億3500万円。従業員数は3860人(アルバイト含む)。16年3月期の連結売上高は455億4300万円。

2017年5月23日発行