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ホテルニューオータニ熊本運営会社に出資  ドーガン・インベストメンツ     事業継承を目的に


 投資事業、ファンド運営の株式会社ドーガン・インベストメンツ(福岡市中央区大名2丁目、森大介社長)は2月5日、事業承継支援の運営ファンド「九州ブリッジファンド」を通じて、「ホテルニューオータニ熊本」運営の熊本駅前ビル株式会社(熊本市春日1丁目、七條均社長)への出資決定を明らかにした。同ファンドの投資は3社目。
 今回、熊本駅前ビルの親会社である株式会社ニューオータニ(東京都千代田区)が同ホテルの後継者問題の解消で事業継承を目的に、ニューオータニが出資している熊本駅前ビルの株式94%の大半を同ファンドに嬢渡することで基本合意契約を凍結。同ファンドは筆頭株主として、サービス向上を打ち出す。今後は、ホテルコンサルティングの株式会社楽帆(東京都渋谷区、北村尚武社長)、自然食ビュッフェレストラン運営の株式会社グラノ24K(遠賀郡、小役丸秀一社長)と事業パートナーとして組み、新事業展開し事業価値を支援する。2月19日の株主総会で楽帆の北村尚武社長が新社長に就任するという。七條社長は取締役総支配人として残る。
 同ファンドは鹿児島銀行、佐賀銀行など九州を代表する地銀6行の出資により設立。ファンド総額は49億円。同ホテルは1992年、ニューオータニや熊本財界の出資でJR熊本駅前に開業。