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ペパボ研究所と産学連携の取り組みを検討 産学連携機構九州


スタートアップの成長促進に寄与

㈱産学連携機構九州(略称:九大TLO、福岡市早良区百道浜3丁目、前田真社長)は7月4日、インターネットサービスを展開するGMOペパボ㈱(東京都渋谷区、佐藤健太郎社長)の研究開発組織「ペパボ研究所」(同、栗林健太郎所長)と産学連携の取り組みについての検討を開始した。

福岡市において研究機関と企業の関係構築を支援し、産学官連携事業の促進によるイノベーションの創出を目指す九大TLOと、インターネットサービスの開発や運用によるノウハウをもとに研究開発や成果の実装を進めるペパボ研究所が連携することで、福岡市における新たな産業やスタートアップの成長促進に研究開発面で寄与する狙い。今後は、九大TLOが同研究所とさまざまな福岡における学術機関をつなぐ橋渡し役となり共同研究や学生インターンシップなどを促進。同研究所のノウハウである研究開発や研究成果の実装、実装後の検証や結果の論文発表などを取り入れ、新技術開発からそれを活用したインフラサービスの提供によるスタートアップ支援、その後の効果測定まで実施する。同社は「新たな産学連携のエコシステムの構築に挑戦していきたい」と話している。

また、7月13日には官民共働型スタートアップ施設のフクオカグロースネクスト(福岡市中央区大名2丁目)で関連イベント「ペパボナイトinフクオカグロースネクスト」を開催する。「ペパボ研究所福岡研究開発シティ宣言」をテーマに、前田産学連携機構九州社長や栗林ペパボ研究所所長などによるトークショーを催す。時間は午後6時30分から11時。参加費は無料で、定員は50人(事前申し込み制)。

2017年7月11日発行